【埼玉県 20代後半女性 mkt_21さん】
私は25歳の専業主婦です。婚活の期間は大学4年生~社会人1年目の約2年間です。元々、付き合うなら結婚を前提にした人じゃないと嫌だという思想がありました。男性経験を積むのは悪くありませんが、付き合ってフラレてを繰り返すとロスタイムが多くなるのが嫌でした。当時私も21歳で、少し結婚のことが頭にチラつき始めた時期でした。ネットを見るとやれ女子は結婚が早い方がいいだの、必死に焦っている人は怖いだの男性から色々なことが言われていました。
女性としての人生設計を考えた時、考えたのは身体にはリミットがあるということでした。万が一子供を産むとなったら身体的に30歳頃までに出産する方がいいだろうし(一応生涯未産を計画中)、結婚の第一の目的は恋人と仲睦まじくすることでした。私は子供よりも夫の方を比較にならないくらい大切に考えていますので、2人だけで色々なことに挑戦できる期間というのが数年単位で必要だと考えていました。
婚活に使ったのはメル友募集サイトの「@メル友」
早く男性と知り合いたいと思っても問題があって、私は長年女子校育ちだったので教師以外の男性とは十数年ろくに顔も合わせていなかったのです。異性と会えるからと言って、婚活パーティーだなんて華やかなものも性に合わない気がしました。
オンラインの出会いには抵抗がなかったし、全年齢対応で登録型のメル友募集サイトの「@メル友」を使いました。これでやってダメならお見合い所や紹介なども使ってみようと思っていました。まともに異性と交際をしたこともなかったので、婚活パーティー等で知り合って数ヶ月で結婚、というのも味気ないような印象を受けました。結婚できるに越したことはないですが、付き合っている過程ならではのドキドキも楽しみたかったのです。
さて私が使ったのはメル友サイトですが、ここでは男女間の出会いは非推奨になっていました。ところが男性検索をしてみると、結構本気で恋愛・結婚相手を探している人がいます。年齢層も幅広かったし、何より性格重視で相手を選べるのがいいと思いました。良さそうな人を見つけて、これで顔が良かったりいい仕事に就いていれば大当たりというわけです。
2回めのデートで彼から交際を申し込まれて
私は趣味と価値観が合うことを第一条件にしていたので、自分に少し似ていそうな人にメールをしました。私がメールを送ったのは同い年で国家公務員をやっている男性でした。
彼とは趣味もピッタリだったし、何よりも彼が持つ技能や資格と、現在の職業に心惹かれました。かまをかけて聞き出した所家柄も私と同じく並以上な感じだったし、誠実なその人柄は信頼ができました。
彼とはサイトから直メに移行し、2週間ほど経ってからオフで会いました。彼はいかにも軍人らしい風体で不器用な感じだったけれども、同い年とは思えないくらい女性に対して紳士的だったのが印象的でした。2回めのデートで彼から交際を申し込まれ、私はその場でOKしました。
交際1年後には結婚を意識
それから1年後には祖父母には付き合っている人がいると言ったりして、段々彼の存在を広めていきました。働きに出るようになってからは、彼も陸上勤務になったので週末の度にデートができるようになりました。お互い社会人になってから、泊まりがけで旅行に行ったり、今までよりも高い服や宝石等を買ってくれるようになりました。「どうしてこんなにいいものを買ってくれるの?」と聞くと、これからもずっと身につけてくれるのかと思うと嬉しいからだよ。と言っていました。後に聞きましたが、彼はこの頃から結婚を意識し始めていたようです。
それから少しして私が仕事が原因で心身共に体調を崩したのですが、その時も「俺と一緒になればそんな思いはもうさせない」みたいなことを言っていました。もうこの頃にはお互いの想いは固まっていましたので、どちらからともなく結婚するという流れになりました。一緒に指輪を見に行ったり、親への顔合わせもこの時に済ませました。
彼の両親もすんなり受け入れてくれた
父親は海外勤めですが、丁度帰国した時期があったのでそのタイミングで彼にも会ってもらいました。父よりも祖父母の方が彼と何回か顔を合わせていたので、彼の誠実さは既に認められていました。彼のご両親も「お前も早く結婚しろ」と前から言っていたらしく、私のことはすんなり受け入れてくれました。
それからちょっとした料亭で私達と両方の両親(こちらは祖父母でしたが)が顔を合わせ、これから結婚したいと思っているということを伝えました。満場一致で結婚が認められ、私は年度末に彼と結婚・退社しました。最初の頃は「ネットで知り合った男なんて怪しいんじゃないの?」「もしかしたら騙されている」などと不審がられることもありました。ですが彼が親しみやすく、真面目な性格だったことが幸いしました。
ネットを見ると、まだネット婚活を通して結婚した人は極少数派のようですね。リアルよりも気の合った人が見つかることが多いし、気張らないスタイルで動けるので十分おすすめできる婚活方法だと思いました。