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婚活コラム

【婚活を国が応援!?】自治体の婚活サービスについて

jichitai

 

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ここ10年ほどの間に、全国の自治体では少子高齢化対策の一貫として、婚活事業に力を入れるところが増えています。このサービスは税金によって運営されており、利用料金がほぼ無料ということもあって、利用者数は増加傾向にあります。

セミナーや婚活イベントの情報発信、婚活パーティー、お見合いなどの主催など自治体によって出会いの方法は多岐に渡りますが、ここでは北陸のある自治体によって行われている1:1の婚活マッチングサービスについてご紹介します。

地域のお年寄りが仲人を務める

このマッチングサービスは、地域のお年寄りがボランティアで仲人を務め、サービスに登録している独身男女をマッチングしお見合いの席を設けるというサービスです。登録時に年齢、職業、学歴、家柄、性格、趣味などを聞く面接があり、その情報を元にボランティアが合いそうなお相手をマッチングしてくれます。

お見合い後の連絡先交換やデートは、本人たちの自由となります。交際期間もボランティアの方に恋愛相談ができ、めでたく結婚に至れるようにサポートしてくれます。もしお断りする場合もボランティアを通して話をしてくれるので、気まずい思いをすることもありません。

このサービスには現在1,411名が登録しており、12年間の通算で交際数は6,125組、成婚数は711組です。やはり交際から結婚に至るまでは簡単ではないようですが、ある程度実績のあるサービスと言えるでしょう。

年齢層は高め、ワケありの登録者も多い

自治体による婚活サービスは、年齢層が高くすぐにでも結婚したい方が多い傾向にあります。スマホやネットの利用が当たり前の20代30代に比べ、40代以上にはそういったものはさっぱりという方もいます。自治体のサービスは新聞やチラシを中心にPRされることが多いので、それを見た両親に言われて登録したという方も多いです。

民間の婚活パーティーやネット婚活に比べ、真面目で堅い印象の方が多いのも特徴です。教師や警察官など、気軽に出会いの場に参加しにくい職業の方も大勢います。女性の登録者も正社員でしっかりした職業についている方が多く、年齢層も30代、40代が中心です。

また、シングルマザーの方が経済的困窮を自治体に相談したところ、このサービスを紹介されたというケースもありました。他にも病気や両親の介護など、様々な事情を持った方に分け隔てなく対応してくれるのも自治体の婚活サービスならではと言えるでしょう。

奥手でもスペックが高い人におすすめ

自治体の婚活サービスで仲人を務めるボランティアは元々知人でも無い限り、男性なら職業や年収、女性なら若さや容姿で人を判断せざるを得ません。したがって、それらのスペックが高いほど、同じくスペックの高い人を紹介してもらえる可能性が高まります。

自治体の婚活サービスで仲人を務める人生の先輩であるお年寄りたちのカンには、はっとさせられることもあります。初対面から初めて会った気がしないという感覚になることも多々あります。また、自分では嫌いなタイプだと思っていた人でも、話してみると気が合うといった場合もあります。そうした先入観に囚われないマッチングをしてもらえるのが、このサービスのメリットです。

 

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自治体主催のマッチングサービスは、どちらかというとフォーマルな婚活方法です。お見合いの場では最低限のマナーが求められますし、田舎であるほど、最初から義両親との同居や専業主婦として家に入るという条件を突きつけられることも少なくありません。

その代わり、婚活を通じて地域の人間関係の中に入り込んでいくことで、いろいろな年代の方と知り合うことができ、最終的に出会いに繋がるという考え方もあります。自治体の婚活サービスは、婚活パーティーで目立つことはできないけれど、1:1の人間関係を積み重ねていくのが得意という方に向いている婚活の方法だといえるでしょう。

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