【婚活体験談】 佐賀県 30代後半女性 youさん
37歳、保育士です。私は26歳頃から始まった第2次結婚ラッシュで、少し不安を感じ始めました。そして、28歳の時、4人の親友のうち2人の結婚をきっかけに焦り始め、婚活を決意しました。婚活といっても何をしたら良いか分からず、男性が苦手で1人で行動する勇気のなかった私は、2人の友達の協力の元、コンパに行き始めました。
コンパでは、男性が苦手なので、女友達と話すばかりで全く恋愛に発展しませんでした。それに、ちょっといいな、と思った人もよく聞いてみれば、彼女あり、既婚者の人が遊びに来ている場合も多く、自分はいつか軽い人に騙されるんじゃないか、と不安になりました。コンパは年をとるごとに機会が減っていきましたし、職場の若い子に混じって行くと、自分だけ30代という年齢をいうのがだんだん恥ずかしくなってきました。
真剣に結婚を考えている人に会いたい
“真剣に結婚を考えている人に会いたい”と思い、お見合いをしようかとも思いました。しかし、お見合いは1度断ると数万円仲介人に渡さなければならないらしい上、なかなかいい人には出会えないと友達から聞き、断念しました。そこで、コンパをやめ、主にお見合いパーティーに参加することにしました。初めは、たくさんの人に出逢ってみたいと思い、お見合いパーティーは50人対50人など人数の多いものを選び、行ってみました。
そのようなパーティーはかなり自由な形式で、2列に並んで、顔合わせをするだけで、あとはほとんどフリータイムでした。しかし、男性と話すのが苦手な私は壁際に立ったままで、話かけてくださった方と話すのが精一杯で、自分からいい人を見つけて話しかけるなんてことはできませんでした。
保育士というイメージが勝手に一人歩き
また、会話もあまりしていないのに、保育士という職業をプロフィールに書いているだけで、“優しい”“大人しい”など、職業からの勝手なイメージで私の性格を決め付ける人もいました。それから何度か行きましたが、結果は一緒でした。自分から話しかけることができないので、ほとんどの男性と話すこともなく、気になる人も見つからないという繰り返しでした。
その結果を踏まえ、今度は少人数なら話せるのでは、と思い、男女合わせて30人以下のお見合いパーティーに絞って参加することにしました。行ってみると少人数の方が、一人一人の方と順番に話す機会がありましたし、気のあった人を見つけてゆったり話すことができやすかったです。また、プロフィールを細かく書くようになっている場合が多く、職業、年齢、趣味、年収、住所など聞かなくてもある程度わかるようになっているのも良かったです。
ずっとこのまま1人なのかと不安に
その中には、市役所で取ることができる独身証明というものを持ってこないと参加できないパーティーもあり、そこではバツ1の人や既婚者に騙されるという心配もなく参加できました。それでも、私はゆっくりと相手を知ってからお付き合いしたいと思うタイプだったので、気になる人の欄はいつも空欄でした。「お見合いパーティーのカップリングは付き合うわけじゃなく、友達になりたい程度の気持ちで名前を書くんだよ。」と、友達に言われましたが、重く考えてしまい、ダメでした。
何度行っても気になる人は見つけられず、初めはこんな短時間でわかるわけない、いい人なんかいないと思っていましたが、だんだんお見合いパーティーにも自分は向かないんじゃないかと思うようになり、32歳頃にやめてしまいました。そうすると、保育士という職業柄、全く男性との出会いはなく、“ずっとこのままなのか”という不安が強くなってきました。
出逢いはどこに転がっているかわかりません
そんな時、妹に「まず、男性と話すことに慣れた方が良い。」と言われ、ゲームサイトの掲示板で色々な人と会話をすることを始めました。これが婚活にはならないとわかっていましたが、やっていくうち、顔を知らない相手だと意外と会話しやすく、現実でも、だんだん男性と意識しすぎずに話すことができるようになってきました。
そんな頃、掲示板で気の合う男性を見つけたのです。ゲームサイトで出会った人と毎日話をするうち、ゆっくりとその人を知ることができ、お付き合いをするようになり、34歳で結婚しました。私の出会い方は希かもしれません。男性に苦手意識のあった私が結婚出来たことは奇跡だと友達によく言われます。私が婚活をしてみて思ったことは、「自分に合った方法で婚活しなければ相手を見つけられない」ということです。
苦手だ、楽しくないと思いながらも、結婚したい気持ちから参加していたお見合いパーティは、1度もうまくいきませんでした。うまくいかないことを相手のせいにせず、まず自分をよく知り、考えることも必要だったのではと思います。出逢いはどこに転がっているかわかりません。諦めず、出逢うことを大切にしていて良かったと思っています。