【婚活体験談】 富山県 30代前半女性 torippiさん
年齢も30代に突入していよいよ結婚を意識しなければならなくなった私の体験談です。正月明けの新聞広告を何気なく見ていると、一枚の広告に目が留まりました。それは地元の市で催される婚活パーティーとスポーツ体験の合同案内。スポーツで交流を深めた後にパーティーを行い、気に入ったお相手を見つけるという内容でした。それほどスポーツ自体は興味がなかったのですが目当てはパーティーの方だったので申し込みを提出しました。そして婚活パーティー当日。動きやすい服装で来るようにとあったのに集まった人たちはバッチリメイクにお洒落な服装ではありませんか。
すでに始まっているのかと出遅れた私は慌てて車の中に戻り、用意してあったパーティー用の一張羅に着替えました。それにしてもこれから運動するのに、私と違い皆さんは随分と気合いが入っているんだなと感じました。それとも私の認識があまりにずれているのでしょうか。上下ともジャージなのは私一人。この時点でどっと疲れて既に帰ろうかなと思った程です。そして会場からバスに乗りスポーツ施設へ移動すること10分。行う競技はバブルサッカーというもの。透明な球体に人間一人が足だけ出してすっぽり入れる形になっていて、ぶつかっても転んでも痛くない構造になっています。
メインの婚活パーティーでお疲れモードに…
随分ハードそうだと思ったのですがこれがとてもきつい。球体自身がとても重くて10キロはあるかというもの。また衝撃は結構なもので男性にぶつかった時は軽く吹っ飛び、起き上がるときも自分ひとりでは難しいのです。他の人はやり慣れてる人が多いのか賑やかな声が聞こえますが、私は息も絶え絶え。早くメインのパーティーにならないかと辛抱していました。ようやくスポーツを終え、メインのパーティーですが疲労した私はすっかりお疲れモードに突入しました。一応運動の際に少し男性と話す機会はあったものの、それは作戦を考えたり応援する程度のものでした。
だから本気で相手を見つける人たちは此処で本気を出さなければなりません。会場がセッティングされる前に控え室でメイクを直す人、目星の男性について話す人などと雰囲気も徐々に色めいてきました。そしてパーティーへ。男女混合のテーブルに7~8人が交互に座り20分おきに座席を移動する形式です。最初はあまり会話が進まず、目の前の皿のおつまみに手を伸ばして周囲の様子を伺いました。同じように黙りこくっている人や積極的に話を振ろうとする人など反応は様々。隣の男性は別の女性がタイプなのか興味がなさそうに座り、もう片方の人はスマホを片手で操作して眼中にない様子。
結局カップルが成立したのは40名中2組のみ
続いて2組目、3組目と席を移動しましたが目立った会話もなく終了。ここで1時間が経過。最後に気に入ったパートナーの番号を用紙に記載して係員に提出する、というシステムを発表されたのです。お互い両想いなら係員に読み上げられめでたくカップル成立という流れです。さて困りました。特に会話もなく印象にもない私が選ばれることなんて皆無。けれど何か書かなければ…。迷った末に同じチームだった男性の番号を第一希望に記載しました。相手の方は果たして私を気にかけてくれただろうかと少し期待をしながら。けれど番号は読み上げれれることはなく、結局カップルが成立したのは40名中2組のみ。
次はもう少しインドアな婚活パーティーに参加したい
お開きになった後は何名かの男女が輪になって連絡先を交換し合っていましたが、私はそんな気になれなくて帰宅しました。翌朝、手足の筋肉痛と首の痛み。寒い体育館での慣れない運動が祟ったのか風邪までひいてしまいました。婚活はいくつか種類がありますが、今回催されたケースは運動ばかりがメインで肝心な男女を結びつける時間が短かったと思います。私のような運動が苦手な人間には不向きなイベントでした。次からはもう少しインドアな方に出かけてみたいです