【婚活体験談】 山梨県 20代後半女性 marina_629さん
私は30歳独身、実家暮らしの女です。地方に住んでいることもあり、周りの友達は皆24~25歳あたりから続々と結婚していきました。最初は結婚式に行くのもワクワクしたり、心から友人を祝う気持ちがあったのですが、1人、また1人と報告や招待状が届くたびに段々と憂鬱な気持ちに…。ちなみに、私は看護師をしています。20代前半の頃は合コンも年に2~3回と少ない数ではありましたが、仲のいい友達や職場の上司に誘われたりすることもありました。
でも合コンに行くような人はチャラチャラしてそうだし、その場限りで楽しむものだと思っていたので連絡先を交換することがあってもそれ以上には進みませんでした。今思えば、あの時の一つ一つの出会いも大切にしておくべきただったと強く感じます…(泣)28歳になると、地方に住んでいる仲の良い友達は私ともう一人以外全員結婚しました。そのもう一人は、小学校から一緒の幼なじみで一番仲良しの子でした。周りが結婚していく焦りを一緒に共感したり励ましあったり、ヤケで飲みに行ったりするときもありました。
結婚していないのは私だけに…
そんなある日2人でいつものように飲みに出かけました。ケータイを見ながらぐだぐだとビール片手に喋っていると、友達が突然「実は婚約したんだ」と話してきました。全身の力が抜けるとはまさにこのこと。「えっ?」と固まったまま動けなくなりました(笑)その友達には半年付き合っている彼氏がいたのですが、まさかこんなに早く結婚するなんて…なんならまたすぐ別れるでしょ!くらいに思ってこの子は大丈夫と安心しきっていたので本当に驚きました。
この日を境に、仲良しの友達で結婚していない女は私だけになりました。そして、本格的に婚活をしようと強く思ったのです。(遅い…)でも、婚活っていっても何をしたらいいか分かりませんでした。28歳…ただ待っていても誰かが声をかけてくれるような若さもなければ美貌もありません。合コンだって今では全くありません。ネットで婚活を調べると、パーティーとか相談所とか…なんだか敷居が高いな(笑)と引いてしまいました。そんなとき、街コンという文字を見つけました。
もう街コン以外に選択肢がなかった
内容を見ると地元の駅近くの居酒屋で飲みながら出会いを探す、というような内容でした。もう私ができることはこれしかない!と思い半ばやけくそで申し込みしました。2週間後の土曜の夜、決戦の日が来ました。服装は綺麗目のワンピース。タイツにパンプスを履いて髪はストレートの毛先だけ内巻き。男ウケする王道を狙っていざ出陣です!1人での参加だったので本当に不安でした。でも仲の良い子はみんな結婚しているし…私だって!という思いだけで自分を震わせて頑張りました(笑)
指定された居酒屋に着くとスタッフの方が案内してくれました。女性は飲み放題食べ放題で1000円!それだけでも来て良かったーと思いました(笑)最初に案内されたテーブルには男の人が2人、もう一人30代後半くらいの女性が1人座っていました。30分程話したあとは男性2人が別テーブルに移動し、他の男性2人がくるという流れを5回くらいしました。しかし待てど暮らせど私のテーブルにくる人は「お、おおぉ…」と心の中で引いてしまう人ばかり。
嘘みたいな婚活の結末
まずイケメンはいないし、服がださかったり変なネックレスをつけていたり…話もヘタで自分のことばかり…なんだかガッカリしたと同時に、「そりゃそうだよな、街コンに来るような人はそーゆうことだよな」と腑に落ちた自分もいました。結局その日はなんの収穫もなく帰宅。帰りの電車では1人でちょっと泣きました(笑)しばらく悶々とした日々を過ごし、あーもう婚活とかどうでもいいや!結婚しなくても幸せはあるし、私らしく生きよう!と吹っ切ることができるようになってきた頃、知人に突然男性を紹介され、食事に行くことに。
本当に話しが合う人で、見た目も普通の人でした。何回か食事に行ったあと交際を申し込まれ、1年付き合って実は先日プロポーズされました。(笑)嘘みたい、と自分でも思うけれど本当の話です。出会いとか運命とか、結婚とかって、どんなにがんばったり急いだりしてもない時はないんだと感じました。焦り過ぎずに楽に生きたら、嘘みたいに人生が変わることもあるかもしれません。そんな私の婚活体験でした。