【婚活体験談】 石川県 20代後半女性 chipnpnさん
私は28歳、家事手伝いの女性です。25歳の時から3年間、婚活を続けています。婚活を始めたキッカケは、以前勤めていた職場の40代以上、アラフィフ独身の先輩方を見て、「あういう風にはなりたくないな」と思ったことです。特に、結婚が決まった後輩に嫌がらせをしたり、産休・育休をとる人にイヤミを言ったりしているのが痛々しかったです。もちろん全員ではないですが…。
私が婚活に利用したサービスは自治体の婚活事業と現在も利用しているマッチングアプリのPairsです。自治体のものは、地域のお年寄りが仲人となって、登録者に自分の知り合いのご子息などを紹介してお見合いをするものです。両親の同席はなく、仲人を含めた3人でするカジュアルなお見合いです。私は3人紹介してもらいました。
自治体の婚活事業で紹介してもらった3人の男性
1人目は教師をされている34歳の方でした。人当たりもよく、子供が好きということで好感がもてました。少し太っている方でしたが、人柄もユニークでお話も面白かったので、そんなに見た目のことは気になりませんでした。お互いに忙しい中何回か食事をし、お付き合いするような雰囲気になったのですが、相手が男性経験のある女性は生理的にお付き合いできないと打ち明けてきました。
私はその時点で男性経験がありましたし、その考え方に嫌悪感を持ったのでお断りしました。次に紹介された方は28歳の美術講師の方でした。私はアートが好きなので、趣味も合うかなと思ったのですが、私の見た目や話し方が気に入らなかったのか、即刻お断りされてしまいました。風邪をひいた状態でお見合いに行ったので、体調管理のできない人と思われたのかもしれません。
「男性にだらしがない人」と吹聴されてしまいました
3人目は、36歳の会社員の方でした。腎臓の病気があり食事制限をされている点が少し気になりました。また、女性経験があまり無いらしくデートも最初から郊外の動物園など少しズレているような印象でした。人柄は変わった人という感じで、会話もよくわからない部分が多かったのでお断りしました。すると、その方が仲人に私が「男性にだらしがない人」と吹聴したようでした。
婚活のストレスから体調を崩してしまいました
仲人もそれを信じ込んでしまい大変なことになりました。仲人に「今は複数の男性とお付き合いすることは当たり前なんですか?」と怒られてしまい、そのサービスを利用しづらくなって辞めました。このサービスは仲人の方を通すことでコミュニケーションが複雑になってしまう部分があるので、私には合っていないなと感じました。その後すぐに、職場や婚活のストレスから体調を崩してしまいました。
マッチングアプリのPairsは、それほど心身に負担がかからないので現在も続けています。一人気が合って、今体調を崩している私のことを気づかってくれる方がいたので、ときどきデートしています。彼も同じく調子を崩して仕事を辞めたところで、いろいろと共感できることを話し合っています。困難な状況ですが、ゆっくり良い方向に向かっていければと思っています。
婚活アプリは普段会えないような人とも出会える
もしお見合いを続けていたら、無職であることや病気のことでさぞ差別を受けたことだろうと思います。しかし病気になって、自分も相手の病気のことを差別していたことがわかり反省しました。マッチングアプリは普段出会えないような多くの方から相手を探せるので、いろいろな事情を抱えた方にも向いていると思います。
また、Pairsではコミュニティという機能があって、自分の趣味嗜好や価値観を登録できます。そこに共通点が多い人を簡単に探せるので、マッチングしてしまえば話がはずむことが多いです。さらに遠距離でも出会えるところが、アプリならではだと思います。最初は遠距離の人とお付き合いするのは現実感が無いなと思っていいました。
婚活アプリに感じるデメリットもあります
それでもアプローチしてくれる人は熱心に私のプロフィールを読んでくれて、事情も理解してくれる人が多かったです。ただ、Pairsの場合は独身証明書の提出を義務付けていないので、遊び相手探しの既婚者の方も大勢いました。他にも本人証明や年齢証明などの提出を義務付けていない点が残念です。婚活アプリの場合、相手の身元がわかりにくいデメリットは感じます。
ただし、お見合いよりも婚活アプリの方がも柔軟性があって若々しく、魅力的な方が多い印象があります。婚活方法によって、そこに登録している人の人柄に違いがあり、結婚への真剣度や関係を早く進めたいかゆっくり進んでいきたいかも異なります。結婚サービス毎の出会いの数や婚姻率などの実績よりも、自分に合った婚活方法を見つけた方が婚活が楽しくなると感じています。