【婚活体験談】 北海道 30代前半女性 tottsuさん
私が婚活を始めたのは29歳の時です。当時私は20歳の頃から8年付き合った彼氏に振られて自暴自棄になり、完全に恋愛から遠ざかったまま1年ほどが過ぎたところでした。その彼とは当然結婚することになると思っていたので、別れを告げられた時には目の前が真っ暗になり、結婚という叶う予定だった夢が遥か遠くに去っていってしまったのを感じました。
しかも私はその時28歳。いわゆる結婚適齢期です。周りの友達もぞくぞくと結婚し始めて幸せそうな姿を見せつけているのに、私だけ長年付き合った彼とも別れて何も無い状態。一から始めなくてはいけないと思うと心が折れてしまい、とても婚活なんてする気力はありませんでした。その頃私と同じくフリーだった同い年の友人が、30歳までに結婚を目指す!といって、精力的に婚活をしていました。
「婚活に必死になっている」と思われたくない
私も何度か婚活パーティーや合コンに誘われたのですが、アラサーの自分達が合コンになんか行くと、婚活に必死になっているかわいそうな女に見えるような気がして、断り続けていました。今思うと、必死になってもまたうまくいかなかったらどうしようとか、自分のプライドが傷つくのが怖くて逃げていたんだと思います。
とにかくそうやって出会いの場からも自ら遠ざかって1年がたった頃、その友人から結婚の報告を受けました。必死に婚活をしている様子を心の中でバカにしていた友人です。その子が頑張った末に幸せを手に入れた事、その事に驚いた私は思わず「すごい必死に婚活してたもんね、私じつはちょっとそれ見て引いてたんだけど、それで本当に幸せつかんだなんてすごいね」と、余計なことまで言ってしまいました。
自分の幸せは自分でつかむしかない
しかしそれを聞いた友人は、「ありがとう。あんたにも周りにもバカにされてたこと、気づいてたよ。でも、自分の幸せは自分でつかまなきゃいけないんだから、人の目なんて気にしてられないでしょ」と言いました。その言葉を聞いて、バカにしていた自分を反省すると同時に、素直に彼女を尊敬しました。確かにそうだ。人の目とかプライドとかに邪魔されて何も行動を起こさなければ、欲しいものは手に入らないんだと気付かされました。
今までの1年間を無駄に過ごしたことを後悔し、これから結婚したいという気持ちに素直になって婚活を頑張ろうと決意しました。さて、いざ婚活を始めようと決めたものの、具体的に何をしたら良いんだろうとわかりませんでした。その友人に聞いてみると、彼女は婚活パーティーでお相手を見つけたとのこと。オススメの「ホワイトキー」という婚活サイトを紹介してもらい、そこで申し込んでさっそく参加してみることにしました。
婚活パーティーではスペックばかりに目がいってしまった…
1人での参加は緊張しましたが、行ってみると1人で参加している人も意外と多く、居心地の悪さは感じませんでした。ただ、婚活パーティーのシステムは私にはあまり合わなかったようです。何しろ一人の人と話せる時間はかなり限られていて、短い時間でお気に入りの相手を選ばなくてはいけません。しかも同時に10人以上の人と話すので、覚えの悪い私はちょっと頭が混乱してしまい、一人一人とじっくり向き合うのが難しく感じました。
婚活パーティーが向かないと思った理由はもう一つあり、プロフィールカードを見せながら短時間で話すため、どうしても人柄よりも年収や年齢などのスペック面に目がいってしまうということです。婚活には欠かせない大切は要素とはいえ、相手の条件ばかり見てしまっては本当の良い所が見られません。あくまで私の場合ですが、以上のことから婚活パーティーは向いていないと感じ、方法を変えることにしました。
最終手段は結婚している友人からの紹介
考えた末に、既に結婚している周りの友達に助けを求めることにしました。旦那様の友人や職場の同僚で、独身の人を紹介してもらえないかと片っ端からお願いしたのです。それこそ必死になっている感じがまんまんで、以前の私なら恥ずかしくて絶対にできなかったことなのですが、自分の幸せをつかむため!と固い決意があったので気にせずお願いしました。
幸い友人達も親身に協力してくれて、友人の旦那様の職場の後輩の方と出会いをセッティングしてくれ、お付き合いの末に結婚することが出来ました。友人の紹介だと初対面でも共通の友人の話題などもあるので話も弾むし、身元もしっかりしているので安心してお付き合いできるし、オススメです。お願いするのにはちょっと勇気がいりますが、既婚の友人達は心に余裕があるのか、皆快く協力してくれました。